熊本県の方言(熊本弁)一覧表!意味や例文もご紹介

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熊本県の方言(熊本弁)を一覧表で一挙にご紹介していきます!

意味や例文もご紹介しているので現地に行って言葉の壁を感じた時はこの表をみて熊本弁をマスターしてください!

 

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熊本弁方言一覧表(ア行)

方言 意味 例文 例文意味
あからん(1) ものにならない ことしんトマトはしゅるばっかおーしてあからんな 今年のトマトは水気ばかり多くてものにならないな
あからん(2) つまらない 最近な、巨人なまけちばかっでほんにあからん 最近は、巨人は負けてばかりでほんとうにつまらない
あくしゃうつ ほとほと困りはてる あやつん態度にはあくしゃうったばい あいつの態度にはほとほと困りはてたよ
あたじゃ  急に。突然 あたじゃ弁当んいるて言うたっちゃ、間に合わん 急に弁当がいると言っても、間に合わない
あとぜき 戸・ドアを閉めること ちゃんとあとぜきばせんかい ちゃんと戸を閉めないか
あばかん たくさん。多く 昔ゃあばかん鰯のとれよった 昔はたくさん鰯がとれていた
あゆる・あえる 汚れが落ちる 手であらうとあゆるばい 手で洗うと汚れは落ちるよ
※ 南部では「穂・実が落ちる」意でも
いさぎー・いさぎゅー  大変。非常に いさぎゅー暑か日の続くけん、用心しなっせ 大変暑い日が続くから、用心しなさい
いっちょん 少しも。まったく きょーんテストはいっちょんわからんだった 今日のテストは少しもわからなかった
いひゅーもん 風変わり者 あん人はいひゅーもんだけん、人の言うこつぁ聞かっさん あの人は風変わり者だから、人の言うことは聞かない
うすとれー てれくさい あんまりほめられ過ぎっと、うすとれーぞ あんまりほめられ過ぎると、てれくさいぞ
うっちょく 置き去りにする てれっとしとっと、うっちょかるるばいた ぼんやりしていると、置き去りにされるよ
うんぶくるる おぼれる 滝壺におちっと、うんぶくるるぞ 滝壺に落ちると、おぼれるぞ
えすか こわい。恐ろしい あすこん竹やぶは幽霊のずるげなけん、えすかばい あそこの竹やぶは幽霊が出るそうだから、こわいよ
※ 北部では「えずか」とも
おこなえん しょうがない。たまらない どんこん寒しておこなえん どうにもこうにも寒くてしょうがない
おずむ 目を覚ます そろっと歩かんと子どもんおずむが そっと歩かないと、子どもが目を覚ますよ
おたい わたし おたいは毎日孫に囲まれちょるけん幸せですたい わたしは毎日孫に囲まれていますので、幸せですよ
おろよか あまりよくない。おんぼろだ おろよかくつぁはこごんなか おんぼろな靴は履きたくない

 

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熊本弁方言一覧表(カ行)

方言 意味 例文 例文意味
かっとーしゅー 順繰りに 山芋はかっとーしゅーほっていくと、上手にほるっばい 山芋は順繰りに掘っていくと、上手に掘れるよ
かつがつ 少しずつ。適度に いっぺんにたべんで、かつがつ口にいれんかい 一度に口に入れないで、少しずつ適度な量を口に入れなさい
からう 背負う。おんぶする ちかごら赤ちゃんばからう人は、あんまり見らんごつなった 近ごろは赤ちゃんをおんぶする人は、あんまり見ないようになった
がまだす 精を出す。頑張る 頑張りどころだけんいっちょがまだそーかね 頑張りどころだから、ひとつ精を出そうかな
※ 南部・天草では「せしかう」
がる わるこつばっかしよっと、せんせにがらるっぞ いたずらばかりしていると、先生にられるぞ
きぜんのたっか 気位が高い きぜんのたっか人にゃものも言われん 気位が高い人にはものも言えない
きっちゃする つらい思いをする ずーっと早起きだったけん、きっちゃしよるごたんな ずっと早起きだったから、つらい思いをしているようだな
ぐぜる ぐずぐず言う。むずがる 赤ちゃんのぐぜるとばすかすとにゃおおごつせにゃん 赤ちゃんがぐずぐず言うのをあやすには一苦労しなきゃならない
ぐっさり たくさん。どっさり みやげはぐっさりもろち、うれしか みやげをたくさんもらってうれしい
こすたくりん けちん坊 あやつぁ一円もださん。ほんにこすたくりんだもん あいつは一円さえも出さない。ほんとうにけちん坊だもの
こずむ うず高く積む 本なこずんどくばかっでいっちょん読みゃせん 本はうず高く積んでおくばかりで少しも読みはしない
こーとーか 〈性格・着衣が〉上品だ あんひとんきとらす服はこーとーか あの人が着ている服は上品だ
〜ごたる(1) 〜のようだ こんごろんメロンなふとかなー、まっですいかんごたる このごろのメロンは大きいなあ、まるでスイカのようだ
〜ごたる(2) 〜したい はらへったなー。ごはんばくおごたる お腹が減った。ごはんを食べたい

 

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熊本弁方言一覧表(サ行)

方言 意味 例文 例文意味
さかたくりん 逆さま 自転車かるさかたくりんにつっこけた 自転車で逆さまに転んだ
されく・さろく 歩き回る あん子はまだひとつにもならんて、もーされきまわりよる あの子はまだ一歳にもならないのに、もう歩き回っているよ
しこる  格好つける。威張る うちんた、ちーとばかしこるごてなったね うちの子は少しばかり格好つけるようになったね
しょなむ・しょのむ ねたむ 大金ば持っとっとしょなまるる 大金を持っていると、ねたまれる
しょんなか 仕方がない しょんなかけんてあきらむっとは、まだ早かぞ 仕方がないからってあきらめるのは、まだ早いぞ
じゅーぐりっと ぐるりと じゅーぐりっと見回したどん、だーれもおらんじゃなっか ぐるりと見回したけれど、だあれもいないじゃないか
せからしか うるさい 師走の忙しかときせからしかこつば言いなすな 師走の忙しいときにうるさいことを言いなさんな
そーにゃ・そーん  とても。大変 ラーメンのそーにゃうんまか店んあってったい ラーメンの大変うまい店があるそうだよ
そーよー あるものすべて あるしこそーよーはいよ あるだけ全部ください
※ 「そーよーとめ」とも

 

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熊本弁方言一覧表(タ行)

方言 意味 例文 例文意味
たいぎゃ 本当に。 熊本城は、たいぎゃむしゃんよかね 熊本城は、本当に武者ぶりがいいね ※ 「大概に」「ほどほどに」の意でも用いられる。
ちこらしか 親しい。 あやつとおらちこらしかけん、頼うじやろか あいつとおれは親しいから、頼んでやろうか
とぜんなか さみしい。退屈だ。 最近なだっともおーとらんけん、とぜんなか 最近はだれにもあっていないので、さみしくて退屈だ
とつけむにゃー とんでもない。 こん子はとつけむにゃーわるさばかっする この子は、とんでもないわるさばかりする
どけだっか 味がしつこい。 こん肉は脂身のつきすぎとるけん、どけだっか この肉は脂身がつきすぎているから、味がしつこい

 

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熊本弁方言一覧表(ナ行)

方言 意味 例文 例文意味
なめる 〈刺身を〉食べる。 魚んよんにゅ釣れたで刺身ばなみゅかい 魚がたくさん釣れたから、刺身を食べようかね
なわす(1) しまう。 大事かもんなおっとられんごつなわしとけ 大事なものは盗まれないようにしまっておけ
なわす(2) 修理する。 自転車んチェーンのつくざれたつば、なわしてくれんや 自転車のチェーンがこわれたのを修理してくれないか
にくじ わざと。故意に。 にくじたまがらしゅーて思たっだろ わざとびっくりさせようと思ったんだろう
ぬすくる 知らん顔する。 あら、ひとんとばおっとったっちゃぬすけとる あいつは、人の物を盗んでも知らん顔している
ぬたーっと ゆったりと。 ぬたーっと温泉にどんつかり行こか ゆったりと温泉にでもつかりに行こうか
ねずむ つねる。 おるが腕ばそぎゃんねずむと、痛かじゃにゃーや おれの腕をそんなにつねると、痛いじゃないか
ねまる 腐る。 なつんくいもんな、はよくてしまわんとねまってしまうもんな 夏の食べ物は、早く食べてしまわないと腐ってしまうよ
のさん いやだ。 こんごら、雨ばっかでのさんな このごろは雨ばかりでいやだな

 

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熊本弁方言一覧表(ハ行)

方言 意味 例文 例文意味
はいよ(1)  いただく。 おいしかおかしばはいよした おいしいおかしをいただいた
はいよ(2) (〜して)ください。 こっとこっばはいよ これとこれをください
    こぎゃんしてはいよ このようにしてください
はってく(1) 行ってしまう。 黙ってはってくとは失礼かぞ 黙って行ってしまうのは失礼だぞ
はってく(2) 死んでしまう。 あんしは元気かったばってん、去年はってかした あの人は元気だったけど、去年死んでしまった
はよおそ 早く。 はよおそ起きっとしゃが眠かっだもん 早く起きると、眠いんだもの
はわく 掃く。 ほーきではわかんかい ほうきで掃かないか
〜ばい 〜のだ。〜だぞ。〜ぞ。 そら、はっきり言って迷惑ばい それははっきり言って迷惑なんだ
    俺が行くばい 俺が行くぞ
ばさろ 大変。たくさん。 阿蘇にゃ一足はよとんぼんばさろ飛ぶごつなった 阿蘇には一足早くとんぼがたくさん飛ぶようになった
〜ばし 〜なんか。 あたにばし言(い)よんね あんたになんか言ってはいない ※ 強調。「ばし」は仮定条件・反語文・疑問文・推量文の中で用いられる。
ひだるか  ひもじい。空腹だ。 きょーは朝くとらんけんひだるか 今日は朝ご飯を食べていないからひもじい
ひっちゃかましか めんどくさい。 ひっちゃかましか話ゃやめちくれ めんどくさい話はやめてくれ
ひでる ひりひりと痛む。 傷口ヨードチンキばぬりたくっとひでるこつが 傷口にヨードチンキを塗るとひりひりと痛むことよ!
びっすいか 何となくすっぱい。 こんみそしゅらびっすいか味のすんねー このみそ汁は何となくすっぱい味がするねえ
びんた 頭。 先生、びんたん痛かで暇くだっせ 先生、頭が痛いから休暇をください ※ 天草では「かんぱ」。
ふのよか  運がいい。 宝くじの当たるちゅうは、ふのよかなー 宝くじが当たるというのは、運がいいなあ ※ ふのわるか[共通語]運が悪い 。
ふゆじ(1) 怠け者。 ふゆじの盆ばたらき 怠け者が盆になって慌てて働くこと
ふゆじ(2) 寒がりや。 ふゆじはこたつにばっかり入って離れきらん 寒がりやは炬(こ)燵(たつ)にばっかり入って離れられない
ほたゆる  騒ぐ。 あんまっほたゆっとでけんばい あんまり騒ぐといけないよ
ほー ほら。 雨んほー降っだしたたい 雨がほら降り出したよ

 

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熊本弁方言一覧表(マ行)

方言 意味 例文 例文意味
みろごつもなか  見たくもない。 食い過ぎてもー食いもんな見ろごつもなか 食い過ぎてもう食べ物は見たくもない

 

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熊本弁方言一覧表(ヤ行・ワ行)

方言 意味 例文 例文意味
やおいかん 簡単ではない。 朝から晩までたちっぱなしもやおいかんばい 朝から晩まで立ったままというのも、生易しいものではない
やぜくるしか 暑苦しい。 ぬっかときセーターば着とっとやぜくるしかど 暖かい時セーターを着ていると、暑苦しいだろう
よーと すっかり。 あんばさんな最近よーとふけこみなはった あのお婆さんは、最近すっかりふけこみなさった
わからん だめだ。いけない。 あぶなかとこばっかいきよっと、わからんぞ 危ないところばかり行っていてはだめだぞ
わさもん(1) 新しもの好き。 あやつぁわさもんだけん あいつは新しもの好きだから
わさもん(2) 初物。 わさもんのスイカの珍っさーよ 初物のスイカの珍しいことよ

 

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