皆さん上履きや靴のことを「ズック」と言うことはありますか?
今では一部の人しか使っていなくてあまり聞かない言葉になってしまいましたよね。
そのためズックは一部の地域にしか使われていない方言と思われる方もいます。
しかしズックはある地域だけで昔から使われている方言ではなく共通語なのです。
しかし、地域によりズックを使う人が多い県もあったりとなかなか「ズック」という言葉は奥が深いもの。
そこで今回は実は方言ではなく共通語である「ズック」の語源やよく使われる地域について徹底解説していきます!
「ズック」は方言ではなく共通語である理由や語源
「ズック」はある地域で昔から使われれている方言ではなく、昔から全国で使われている共通語です。
最近では使われる事が少なくなったため、一部の地域で使っている方言ではないかと勘違いされるようになりました。
ではズックの語源はどこからきているのでしょうか。
実はズックはオランダ語が由来です。
江戸時代後期にオランダから厚手の生地(ズック生地)の洋服が日本に伝わり、この生地で靴や衣類が作られました。
そのため、この生地を使って作った靴のことをズックと呼ぶようになり、その後靴のことをズックと呼ぶ事が一般的になったのです。
海外から伝来して全国で使われた言葉なので。「ズック」は方言ではなく共通語です。
ズックをよく使う地域は北陸地方と東北地方
現在ではあまり使われていない「ズック」という言葉ですが、地域によってはまだよく使っているところもあるみたいです。
それでは、現在どの県でズックがよく使われているのでしょうか。
靴の事を何と言うかを調べた調査を元にご紹介していきます。
まずはこちらの図をご覧ください。
地図が大きく拡散したおかげで更にデータが集まったのでちょっとだけ直しました!みなさまありがとうございます。漏れや違いもあると思いますが「だいたいこんなもんか」くらいに思ってください。 pic.twitter.com/32lvHH8lWZ
— 中村ゆきひろ (@Nmurayukihiro) August 28, 2014
こちらの調査から分かるように、ズックがまだよく使われる地域はこちらです。
■東北地方
・青森県
・秋田県
・岩手県
■北陸地方
・富山県
・石川県
・福井県
主に東北地方北部と北陸地方で「ズック」がよく使われているみたいですね。
このように一部の地域の人がよく使っていると「ズック」は方言に思えてくるかもしれません。
東北北陸地方以外の人に靴の事を「ズック」と言って通じるか試してみてください♪
現代の若者にはズックは通じない
昔はよく使われていた「ズック」という言葉ですが、現在は一部の地域でしかあまり利用されない言葉になってきています。
そのため、現代の若者には「ズック」は通じない事が多いみたいです。
そんな「ズック」が通じないという意見をご紹介していきます。
なんで皆ズック知らないの?
— こーか (@ko_ka_bike) January 26, 2021
ズックの意味を知らない若者の声や意味を知らない若者をみて驚いている大人世代の方の意見がたくさんありました!
今はもうズックは通じないみたいですね笑
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