皆さん、会話の中で「おっかない」という言葉をよく使うのではないでしょうか。
実は「おっかない」は「怖い」を意味する東京の方言なのです。
東京って方言がないと思っていた方は驚いたのではないでしょうか。
今回はそんな方言「おっかない」についてその使い方や新潟以外で使われている県について徹底解説していきます!
東京の方言「おっかない」の使い方と語源
方言おっかないは「怖い」や「おそろしい」を意味する東京の方言です。
東京弁ですが現在では東日本の広い範囲で利用されています。
方言「おっかない」の会話での使用例はこちらです。
「あの先生めちゃくちゃおっかないらしいぞ」
(あの先生めちゃくちゃ怖いらしいぞ)
「さとし君の運転すごくおっかなかった」
(さとし君の運転すごく怖かった)
皆さんも日常の中で「おっかない」を使う事はあるのではないでしょうか。
実はそれは東京弁を話しているという事なんです。
それではこの「おっかない」の語源はどこからきているのでしょうか。
一説では古典で使われる言葉「おほけなし」からきていると言われています。
「おほけなし」は「身の程しらずだ」「身分不相応だ」とうい意味ですが、そんな身の程しらずの事をする人をみて「怖い」という意味に変化していったのだと考えられます。
正確には発音は
「おほけなし」→「おっけなし」→「おっかなし」→「おっかない」
という順番で変化していったと言われています。
意味としては
「身の程知らずだ」→「(身の程知らずな行動が)怖い」
というように派生していったと考えられます。
実際に時代劇の中や江戸落語でも「おっかない」という言葉が使用されているので、東京が発祥の地であるのは間違い無いでしょう。
なので正確には「おっかない」は「自分の能力を超えた事を行なっていて失敗したりしないか怖い」という意味が正確であるといえるでしょう。
その他のおっかないを方言で使う県は?
「おっかない」は元をたどると東京の方言ですが、現在では東京だけではなく東日本全般で使われています。
それでは、特に「おっかない」が利用されている県はどこでしょうか・
知恵袋や地元の人の声を元に「おっかない」をよく使う県をピックアップしました。
・東北地方
・茨城
・埼玉
東日本では基本的に通じるようですが特に上記県で「おっかない」がよく利用されているみたいです。
では、逆に「おっかない」という方言を使わない県はどこなのでしょうか。
西日本では「おっかない」ではなく「こわい」
「おっかない」は西日本のエリアではほとんど使われていません。
県によっては「おっかない」と言っても意味が通じない可能性があります。
今まで標準語だと思って使っていた「おっかない」が通じなかったらびっくりですよね。
それでは西日本では「怖い」をどのような方言で喋っているのでしょうか。
西日本では「怖い」を方言で「おっとろし」と言うことが多いです。
なので「おっかない」が通じなかったときには「おっとろし」の意味ですと言えば西日本でもなるほどと言ってもらえるという事です。
もし「おっかない」が通じなかったときには使ってみてください♪
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