北海道の方言「したっけ」の意味は「さよなら」〜その他の意味や例文もご紹介!〜

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北海道弁でよく聞く「したっけ」という方言。

初めて聞いた方はどんな意味か気になりますよね。

 

「したっけ」がでよく使われる意味は「さようなら」、「ばいばい」です。

友達と遊んで別れる時などにじゃあねという意味で使われます。

 

しかし、「したっけ」には「さようなら」以外にも実は意味があるんです。

また、「したっけ」は北海道だけではなくその他の県でも方言として存在しています。

 

そこで今回は北海道の方言「したっけ」の全ての意味とその他の県で使われている「したっけ」の全ての意味を徹底解説します。

 

これであなたも「したっけ」マスターになれますよ♪

 

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北海道の方言「したっけ」は全部で4つの意味がある

北海道の「したっけ」は「さようなら」も含めて全部で4つの意味があります。

1つの方言でもこんなに意味がたくさんあるんですね。

それぞれの意味と例文をご紹介していきます。

 

それにしても

1つ目の意味は「それにしても」です。

会話をつなぐ時の接続後で使われます。

「それにしても」を使う時の例文はこちら。

 

例文 「やっと北海道に着いたね〜。したっけ、ラベンダー畑綺麗だわ〜」

(やっと北海道に着いたね。それにしてもラベンダー畑は綺麗だね)

 

突然会話の途中で「したっけ」が出てくるとびっくりしますよね笑

その時はそれにしてもと話題を変えていると考えてください♪

 

ちょっと

2つ目の意味は「ちょっと」です。

ちょっとは少しだけという意味ではなくちょっと行ってくるわなど話題を変える時に使われます。

「ちょっと」の意味で使われる時の例文はこちら。

 

例文 「授業長かったね。したっけ、トイレに行ってくるわ」

(授業長かったね。ちょっとトイレに行ってくるわ)

 

ちょこっと何かをしてくるという時に利用されることが多いので、「したっけ」の後に行動する発言があったら「ちょっと」という意味で使われていると思ってください。

 

そうすると

3つ目の意味は「そうしたら」です。

こちらも1つ目の意味の「それにしても」と同じ様に接続詞として使われます。

例文はこちら。

 

例文 「この前焼肉行ってきたの。したっけとっても美味しかった!」

(この前焼肉行ってきたの。そしたらとても美味しかった!)

例文 「そろそろ日が暮れてきたな〜。したっけ、おうちに帰るか」

(そろぞろ日が暮れてきたな〜。よし、そろそろおうちに帰るか」

 

話題が変わらずに会話の途中で「したっけ」が出てきたら、「そうしたら」を思い浮かべましょう♪

使い方に慣れるとついつい使っちゃいそうです。

 

さようなら

4つ目の意味は冒頭でもご紹介した「さようなら」です。

別れ際に挨拶として利用されます。

 

例文はこちら。

例文 「じゃあ帰るね!したっけ〜!」

(じゃあ帰るね!さようなら〜)

 

北海道の人に会ったら挨拶の時に「したっけ」と使ってみましょう♪

 

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その他の県の「したっけ」

「したっけ」は北海道だけではなくその他の県でも方言として存在します。

「したっけ」という方言がある県はこちら。

宮城県、山形県、新潟県、千葉県、茨城県、埼玉県、栃木県、神奈川県

 

それぞれの県での「したっけ」の意味を徹底解説していきます!

 

宮城県=「そうしたら」

宮城県での「したっけ」の意味は「そうしたら」です。

「さようなら」は仙台弁では「んでね」を使うことが多く、別れ際よりも会話の中の接続詞として利用されることが多いです。

例文はこちら。

例文 「したっけ、お腹いっぱいになっちゃった」

(そしたら、お腹いっぱいになっちゃった)

 

山形県=「そうしたら」

山形県も宮城県と同じく「したっけ」の意味は「そうしたら」です。

同じ様な発音の「したげ」は「唾」を意味するので山形県で「したっけ」を使う時には注意しましょう。

例文はこちら。

例文 「したっけ、先生にごしゃがっちゃ。」

(そしたら、先生に怒られちゃった。)

 

新潟県=「そうしたら」

新潟県も「したっけ」の意味は「そうしたら」です。

新潟弁で「じゃあね」は「したっけ」ではなく「したらね」が使われます。

新潟で「したっけ」と言われたら「そうしたら」という意味を思い浮かべましょう。

例文はこちら。

 

例文 「したっけ、そろそろ向かうね。」

(そしたら、そろそろ向かうね。)

 

千葉県=「そうしたら」

千葉県も「したっけ」の意味は「そうしたら」です。

千葉県はほとんどの人が標準語ですが一部地域では「房総弁」、「東総弁」、「野田弁」という方言がまだ存在しており、そこで「したっけ」が使われることがあります。

千葉県で独特の方言を話している人には「したっけ」を使いましょう。

 

茨城県=「そうしたら」、「じゃあね」

茨城県では「したっけ」は「そうしたら」、「じゃあね」という2種類の意味で使われています。

しかし、茨城でもほとんどの方が標準語で「したっけ」を使うのは一部地域の方のみです。

例文はこちら。

 

例文 「したっけ、すごい怒られたがよ。」

(そしたら、すごい怒られたよ。)

 

埼玉県=「そうしたら」、「じゃあね」

埼玉県も同様に「したっけ」は「そうしたら」、「じゃあね」という2種類の意味で使われていますが、「したっけ」を使うのは一部地域の方のみです。

埼玉県で独特の方言を話している人には「したっけ」を使いましょう。

 

栃木県=「そうしたら」

栃木県での「したっけ」の意味は「そうしたら」のみです。

例文はこちら。

 

例文 「したっけ、ドライブでもすっぺ」

(そしたら、ドライブでもしようか)

 

神奈川県=「そうしたら」

神奈川県での「したっけ」の意味は「そうしたら」のみです。

例文はこちら。

 

例文 「したっけ、一番悪いのはあなただべ」

(そしたら、一番悪いのはあなたですよ)

 

神奈川県でもほとんどの方が標準語で「したっけ」を使うのは一部地域の方のみです。

 

 

 

「したっけ」は北海道でも色々な意味で使われていて、その他の県でも活躍している方言なんですね。

それぞれの県で「したっけ」を使って地元の人と馴染んでみてください♪

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