日常でよく使う人が多い「えらい」。
実は標準語では「疲れた」や「だるい」と訳せる方言なんです。
東海地方でよく使われます。
標準語だと思って「えらい」を使っていた人はびっくりですよね。
そこで今回は「えらい」はどの県で使われてどのような意味をもっているのか徹底解説します！
えらいは東海地方で疲れたを意味する方言！
本当に「えらい」は方言なのでしょうか。
まずはえらいがどれくらい使われているのかみていきます。
まずはこちらの図をご覧ください。
引用 https://j-town.net/2014/06/09141236.html?p=all
体調が悪いことを地元の言葉でなんというかを調べたアンケート結果です。
１位は「えらい」がランクインしています。
つまり、えらいは標準語ではなく全国の約４割の人が使う方言なんですね。
今まで使っていた「えらい」は場所によっては通じない事もあります。
ではどの地域で「えらい」は通じるのでしょうか。
続いては「えらい」が使われている地域をご紹介します。
「えらい」が使われる地域は？
「えらい」は主に中部地方や中国地方でよく使われる方言です。
こちらの図をご覧ください。
引用 https://j-town.net/2014/06/09141236.html?p=all
こちらは「えらい」を方言でなんと言うかエリア別に記載した図です。
この図によると「しんどい」をよく使う県はこちらになります。
・愛知県
・山梨県
・鳥取県
・山口県
・滋賀県
・三重県
・埼玉県
・島根県
・岡山県
「えらい」が通じない可能性が高い県
「えらい」が通じない県はどこになるのでしょうか。
引用 https://j-town.net/2014/06/09141236.html?p=all
こちらの図で同じ疲れたを意味する「しんどい」や「きつい」がよく使われている県では「しんどい」が逆に通じない可能性が高いです。
えらいが通じない可能性が高い県はこちら。
・山形県
・福島県
・栃木県
・茨城県
・大阪府
・奈良県
・京都府
・兵庫県
・和歌山県
・愛媛県
・高知県
・九州地方
かなり多くの県で「えらい」は通じない可能性が高いんですね。
それでは、その他の県では「疲れた」をその様な方言で話すのでしょうか。
その他地域で「えらい」はなんと言う
その他の地域では疲れたを「えらい」ではなく「しんどい」や「こわい」、「きつい」と言います。
地域別の「えらい」と同じ意味の方言はこちら。
こわい
こわいは主に北海道や東北などの北部で使われることが多いです。
こわいを使う県はこちら。
・山形県
・福島県
・栃木
だるい
「だるい」が方言として使われる県はあまりありません。
そもそも「だるい」は方言というより日常でよく使われる標準語となっているかもしれません。
だるいを方言として使う県はこちら。
・神奈川県
しんどい
この図によると「しんどい」をよく使う県はこちらになります。
・京都府
・奈良県
・和歌山県
・兵庫県
・愛媛県
・高知県
・首都圏（東京など）
・新潟県
きつい
「きつい」は九州を中心に広く使われている方言です。
きついももはや一般的によく利用されている標準語になりつつあるのかもしれません。
きついを方言として使う県はこちら。
・佐賀県
・長崎県
・熊本県
・宮崎県
・鹿児島県
地域によって「疲れた」を意味する方言は違うんですね。
「えらい」を今まで使っていた人はびっくりなのではないでしょうか。
色々な地域の人に「えらい」の意味しっている？と聞いてみてください♪
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